島根県立益田養護学校の学校見学会に行って参りました!!
先日は交通安全週間のパトロール出発式に行ってきまして
益田養護学校は私的に何度も来てましたし発達障がいの子たちと交流したりはしましたが、きちんとした説明や作業学習を見学することはなく。「養護学校」というぼんやりしたイメージしかなく・・・。
高等部になると、目標は「一般就労」という印象を強く受けました。
作業は六つの班に分かれ、最初に選んだ班に3年間通してかと思いきや、自分の適性を考え違う班に行くこともできるそうで!!
食品加工班
クッキーを作っています。
ボウルたっぷりの練られてるチョコレートがあたしを誘う
チョコチップクッキーになるであろう焼く前の、小分けする前の、あの練られた状態を頬張りたい!!
と訴えたのですがドン引きされました
「たくさん売れると嬉しいっ」という笑顔の生徒さん
農産加工はジャムやお漬物を作ってます。
園芸班が作った白菜などをキムチにしたり、
エリンギキムチは大好評らしいですよ!!(と、宣伝する理由はきのこハウスが納品してるので)
ジャムは種類が豊富!!
木工班
1年生でもしっかり製品にしてます!!
「ケガはしません」と、生徒さん。
材料費が高くて値付けが難しいとのこと。
あたしは名刺を出して、譜面台が作れるかどうかの検討をお願いしました
園芸班は農場です!!
地元スーパーでも販売してるんですが、
その値付けも考えてやってます。の言葉にとても素敵だと感じました。
ただ作るだけでは単なる作業。仕事はその先のお客様も頭に入れておかないと意味も半減。今のゆうちょ銀行みたいになっちゃう。
清掃・サービス班
洗車や事務所等の清掃もやっているそうです。
洗車は当社もプロですので
この六つの班で唯一の非物販!!
どんなに良い道具や液剤を使っても、それをどう使うかで品質が決まります。
つまり非物販の品質は人次第!!
これは当社で徹底して指導している根幹のところです。
この班は、班内に資格制度を作って人の成長と品質の向上に努めています。
しかも1年生から3年生になるまで毎年合格を目指す!!
お見事!!
窯業班
木工と同様に、ドカンと売れづらい物ではありますが、
地元の宿泊施設や飲食と、何かつながりができないものでしょうか。
木工同様、いつか、どこかで、
「あっ!これ自分が作ったやつ!!」
なんていう再会があれば、素敵だと思うのです
各班とも指導するのはなかなかに大変だと思います。
ただ、就職を目指すのなら、能力だけでなく脳力もしっかり指導して頂きたい。
と願うのです。
脳力の根幹は「自分が買うならどういうのがより良いのか?」を考える力です。
そこから、基本的技術(能力)が必要、その向上が必要、自分たちのできる範囲でどんな物が、どんな形や色ができるのか、。どんな味どんな仕上がりが良いのか、それは気が遠くなるほど届かないアイデアなのか。届きそうなアイデアは発見できるのか。
発表した生徒さんも言っていて、しっかり浸透しているであろう「一般就労を目指す」
私は一般就労を目標とするならば「仕事をする」という事をもっと強く色を出してもいいんじゃないか。と発言しました。
私見ですが,
ただの興味だけで何の知識も経験もなく入社する18歳の子は、そこからがスタートなので、スタートが判断基準になりそれがやがて「普通」になります。
しかし、知識があり近い事や同じ事を経験してきた子にとっては「今までとは全然違う」となる可能性が高い。とあたしは思うのです。
そのギャップが仮にレベル3だとしても、その子にとってはレベル10で心折れそうな事と受け取るかもしれない。
それがすごく心配です。
「実際は違った」は仕方のないことではないのかも。
週間単位の長い職場体験はありますが、やっぱり体験なので「仕事仲間」としての指導はできないのです。
ならば、指導教育する方々も、お客様や上司目線で「何を目指して作るのか」という単純なことを明確にして、それを作業の中でしみ込ませていく。というのが必要かと。
例えば洗車なら「自分が買うならどういうのがより良いのか?」が根幹にあって、
「よりきれいに、より早く」が目指す事になります。
「よりきれいに」は繰り返す動きではありません。「より早く」は早く身体を動かすことではありません。
あたしはせっかく資格を持って転職して当社に入ってくれた人が、
数年で辞めた。という苦い反省すべき経験があります。
その現場に携わってなかったとはいえ、問題はこちらにもあったはず。
障がい者就業支援センターの方は、当人の気持ちも環境も変化するし・・・。
と言ってくださいましたが、「お宅の会社はそんなんだから辞めたんだよ」という部分も絶対あるはず。
「お宅の会社のここが悪い」というアドバイスも頂けると本当に助かるのです。
お互いに強みと弱点を提言しあえたら、より良い将来が創れると思うのです。
障がい者雇用でわざわざ表彰しなくてもいい、それが当り前の世の中に。
先日は交通安全週間のパトロール出発式に行ってきまして
益田養護学校は私的に何度も来てましたし発達障がいの子たちと交流したりはしましたが、きちんとした説明や作業学習を見学することはなく。「養護学校」というぼんやりしたイメージしかなく・・・。
高等部になると、目標は「一般就労」という印象を強く受けました。
作業は六つの班に分かれ、最初に選んだ班に3年間通してかと思いきや、自分の適性を考え違う班に行くこともできるそうで!!
食品加工班
クッキーを作っています。
ボウルたっぷりの練られてるチョコレートがあたしを誘う
チョコチップクッキーになるであろう焼く前の、小分けする前の、あの練られた状態を頬張りたい!!
と訴えたのですがドン引きされました
「たくさん売れると嬉しいっ」という笑顔の生徒さん
農産加工はジャムやお漬物を作ってます。
園芸班が作った白菜などをキムチにしたり、
エリンギキムチは大好評らしいですよ!!(と、宣伝する理由はきのこハウスが納品してるので)
ジャムは種類が豊富!!
木工班
1年生でもしっかり製品にしてます!!
「ケガはしません」と、生徒さん。
材料費が高くて値付けが難しいとのこと。
あたしは名刺を出して、譜面台が作れるかどうかの検討をお願いしました
園芸班は農場です!!
地元スーパーでも販売してるんですが、
その値付けも考えてやってます。の言葉にとても素敵だと感じました。
ただ作るだけでは単なる作業。仕事はその先のお客様も頭に入れておかないと意味も半減。今のゆうちょ銀行みたいになっちゃう。
清掃・サービス班
洗車や事務所等の清掃もやっているそうです。
洗車は当社もプロですので
この六つの班で唯一の非物販!!
どんなに良い道具や液剤を使っても、それをどう使うかで品質が決まります。
つまり非物販の品質は人次第!!
これは当社で徹底して指導している根幹のところです。
この班は、班内に資格制度を作って人の成長と品質の向上に努めています。
しかも1年生から3年生になるまで毎年合格を目指す!!
お見事!!
窯業班
木工と同様に、ドカンと売れづらい物ではありますが、
地元の宿泊施設や飲食と、何かつながりができないものでしょうか。
木工同様、いつか、どこかで、
「あっ!これ自分が作ったやつ!!」
なんていう再会があれば、素敵だと思うのです
各班とも指導するのはなかなかに大変だと思います。
ただ、就職を目指すのなら、能力だけでなく脳力もしっかり指導して頂きたい。
と願うのです。
脳力の根幹は「自分が買うならどういうのがより良いのか?」を考える力です。
そこから、基本的技術(能力)が必要、その向上が必要、自分たちのできる範囲でどんな物が、どんな形や色ができるのか、。どんな味どんな仕上がりが良いのか、それは気が遠くなるほど届かないアイデアなのか。届きそうなアイデアは発見できるのか。
発表した生徒さんも言っていて、しっかり浸透しているであろう「一般就労を目指す」
私は一般就労を目標とするならば「仕事をする」という事をもっと強く色を出してもいいんじゃないか。と発言しました。
私見ですが,
ただの興味だけで何の知識も経験もなく入社する18歳の子は、そこからがスタートなので、スタートが判断基準になりそれがやがて「普通」になります。
しかし、知識があり近い事や同じ事を経験してきた子にとっては「今までとは全然違う」となる可能性が高い。とあたしは思うのです。
そのギャップが仮にレベル3だとしても、その子にとってはレベル10で心折れそうな事と受け取るかもしれない。
それがすごく心配です。
「実際は違った」は仕方のないことではないのかも。
週間単位の長い職場体験はありますが、やっぱり体験なので「仕事仲間」としての指導はできないのです。
ならば、指導教育する方々も、お客様や上司目線で「何を目指して作るのか」という単純なことを明確にして、それを作業の中でしみ込ませていく。というのが必要かと。
例えば洗車なら「自分が買うならどういうのがより良いのか?」が根幹にあって、
「よりきれいに、より早く」が目指す事になります。
「よりきれいに」は繰り返す動きではありません。「より早く」は早く身体を動かすことではありません。
あたしはせっかく資格を持って転職して当社に入ってくれた人が、
数年で辞めた。という苦い反省すべき経験があります。
その現場に携わってなかったとはいえ、問題はこちらにもあったはず。
障がい者就業支援センターの方は、当人の気持ちも環境も変化するし・・・。
と言ってくださいましたが、「お宅の会社はそんなんだから辞めたんだよ」という部分も絶対あるはず。
「お宅の会社のここが悪い」というアドバイスも頂けると本当に助かるのです。
お互いに強みと弱点を提言しあえたら、より良い将来が創れると思うのです。
障がい者雇用でわざわざ表彰しなくてもいい、それが当り前の世の中に。
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