油が高くなりましたねぇなので
ぶっちゃけます
例えばこれが益田市の実態!!
★仕入価格の中の運賃は石油基地から遠いと高くなります。まぁ島根県内だとちょっとの差くらい。
★仕入価格は会社の規模(取引量)が多いほど安くなります。
(業界では「引取り量」と言います。取引という五分五分の立場ではなく、小売(私達)にメーカーが「売ってあげる」という業界体質のなごりです、ありえない。)
※ありえないソノ②
業界では燃料の油の粗利額を「口銭(こうせん又はくちぜに)」と言います。江戸時代から変わら
ず・・・。粗利率という概念がありません。普通は粗利率です。仕入原価に対して「何%粗利を乗
せていくらで売る」です、だから売値が上がれば粗利の額は増えます。たとえば仕入原価70円に
粗利30%乗せて100円で売る(利益30円)」、仕入原価が80円になったら30%で114円
(利益34円)で売る、みたいな。
しかし口銭は「何円粗利を取る」ということなので、仮にもっと仕入原価が高くなってガソリンが
200円になっても粗利は11円。てわけです。
ちなみに図の粗利11円は粗利率7.48%
「じゃあ適正な利益を確保して売ればいいじゃん」
そう思ったあなた、1円でも安いところで買ってませんか?
給料上げたり、新しい設備や機械を買える、つまり再投資可能な適正利益は口銭で言うと最低
20円、率で言えば14.7%は必要です。
※ありえないソノ③
税金にも消費税がかかってる
二重課税です。
図の162円の中の税金は71.31円 44%
これがホントの どんだけーーーー!!
★なぜ益田は浜田や江津、大田より安いのか?
一番の原因は「一番安く売って量で稼ごう」という会社があるかないか。です。益田市のプライス
リーダーは2ヶ所の全農JAセルフスタンドです。彼らの価格が動けば私達も動きます。
★なぜ彼らの動きに合わせるのか?
それは「安い方がイイ」に決まってるからです。それでも当方はフルサービスだしお客様のお車の
心配もします、だから「2~3円は高く売ってますけどチップと思ってください」ってことで
す。
会社を続けることは社会的責任です。でも体力のない地場小規模企業はそれができません。
利益が少ないから給料安い、あとを継ぎたくもない、設備も古いなどなど・・・。
で地場のSSはどんどん消えて、全国では20年前の半分以下の約29,000ヵ所に減ってしまいまし
た。
1ヵ月に何ℓ買いますか?
80ℓだとして、2円の差は160円、年間で1,920円の差。
ペットボトルのお水、0.5ℓでおいくらですか?
水より安いガソリン。
お願いです。「高い!!」と弊社のスタッフに文句を言わないであげてください。
実態を知って頂きたくて。
利益が無いと嘆いても何も良くなりません。
なら、どうやってお客様に喜んで頂けて、社員が充実するか。
を、社員と一緒に考え、やり抜くだけです