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価格抑制策のその後

さて、怖いのは政府の補助金が無くなったあとです。

地政学的な影響、今はウクライナや台湾の情勢が目の前にありますが、北京オリンピック終わりで大きく動く可能性があります、武力衝突の懸念があります。

なので、原油価格は上がり続けるでしょう。


今回仕入れ値が2.5円上がりましたが、政府の補助金のお陰で差し引き0.9円下がりました。

通常は前週より2.5円高く買わねばならなかったが、0.9円安く買える。わけです。

弊社はというと、今日現在レギュラー166円/ℓで買って頂いてて、0.9円下がったけど益田市場が安値販売市場であり、

全国平均に対しても170.2円に4.2円も足らないから下げたくないのです。(仕入れ値が他より4.2円低かったら、こんな事は言いません)


今回、もし補助金施策がなければ益田市場の場合、私たち小売りは1週間は2.5円をかぶり、2週間後の仕入れ値によって、販売価格を変えます。2週間後「仮に」更に1.5円上がれば、3週間目の始まり(2月7日)に4円上げます。多分(なぜ1週間かぶって2週間後なのかは、一つ前の記事に明記してあります)


そこで、

仮に3月末まで原油が毎週1円上がったとして、

9週あるので今回の2.5円上げと足して、実際の仕入れ値(原油)は11.5円上がったわけだから、「たとえば4月1日から補助金ありません。」ってなった場合、私たち小売りは、4月1日からいきなり1月26日までの仕入れ値より11.5円高いというクソ高い価格で元売りから買う事になるわけです。

それでなくても利益が少ない益田市場ですが、だからといって「はい、明日からお客様には11円値上げ」なんてできる訳ないです多分

本当に恐ろしいのは、このまま原油が上がり続けて補助金がなくなったあと‼なのです。

もし4月1日から1円も販売価格を上げなかったら、益田市場では売れば売る程赤字、浜田江津大田は、それでも10円は利益あり。となるわけです。

(繰り返しますが、島根県内どこでも、そんなに仕入れ値は変わりません)

このまま原油(仕入れ値)が横ばいだったら、補助金無し後は今回の元売2.5円上げだったから、2円または3円の販売価格上げ、になります。


原油が上がらないことを祈るしかありませんが、「まぁないわ」です、多分

レギュラーガソリン販売価格の全国平均が¥170/ℓ切るまで、補助金が続きますように・・・。

てか、53.8円のガソリン税にもかかっている消費税5.38円をどうにかして


だから弊社は、

化石由来の燃料(エネルギー)販売で儲ける仕組みから脱却する戦略を続けています

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コメント
[1] 吉山典克 | 2022/01/27 16:21
この施策の事務局は「博報堂」です。
政府は博報堂に2,490,617,000円払います。
この施策(補助金)の予算は80,000,000,000円です。
分かりやすく書くと、政府は博報堂に約25億円払います。補助金は全体で800億円です。
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