先月、弊社ＳＳにおいて、恒例になっている中学生の職場体験がありました。
これは中吉田SSの様子です。（もちろん許可を頂いております。）
弊社は、このようなインターシップを積極的に受け入れています。
その目的は、
①弊社ＳＳのスタッフにとって人材育成の勉強ができる。
②「あなたの知らないガソリンスタンドの世界」を知ってもらう。
③三者で勉強する有意義な時間にする。
という事です。
①について
「教える事が一番の勉強になる」ということです。
たとえば、社歴の浅いスタッフが中学生に教えました。そしてその中学生がなかなか上手くできないとしましょう。
その様子を先輩やマネージャーはなるべく見ています。
この事で、先輩やマネージャーは
その社歴の浅いスタッフに対してこれまでしっかりと指導できていたかどうか？、が解かります。
そして、教えていたそのスタッフに対して先輩やマネージャーが指導します。
時には教えている最中に中学生の前で指導することも。あるいは交代して学生に教えることもあるでしょう。
その先輩やマネージャーは、そのスタッフの現状を把握し良くないとの想いで指導するわけですが、同時に自分自身の理解度や指導力について反省改善するのです。
場合によっては自分自身の能力不足を痛感することもあるでしょう。
さらにその上役は、マネージャーに行ってきた指導や能力不足を反省し改善することになります。
もちろん、相手の理解力や脳力の事もあります。
しかし、「相手が悪い」と言うのは簡単ですが、そこに改善成長はほぼ無いように思います。
恥ずかしい事ではありますが、プライドがあればこそできることです。
人材育成は、自分自身の育成も含め、親子であれ職場であれ趣味の場であれ何であれ、継続がビジョンの一つとしてあるならば、不可欠不可避なことです。（まぁそれを失った残念な人や職場はありますが・・・。）
そしてその人材育成が成されたかどうかは、次のその次に現れる。と考えます。
自分が指導教育した次の人が、その次の人を指導教育するとき、自分が指導教育した時と同等かそれ以上になってこそ、「自分は人材育成ができた」と、言えるし、そう評価していいと考えてます。
次のその次を見据えての「今をどうするか」だと思うのです。
この職場体験も「人の質が企業の質」の理念に繋がる一つなのです。
②について
「トップビジネスマンを目指す」が目標の一つである弊社。
転職Ｕターンのわたしは「ガソリンスタンド」という職業は「非常に高度な接客業」だと考えています。１人に求められるスキルは非常に広いのです。
例えば高級ホテルのベルボーイ、フロント、案内係から客室係を１人で担い、あらゆるお客様に対応できて、かつ危険物を扱う安心安全も担う。
スタンドマンは実はすごい事をやってのけている。しかも企画から販売、商品管理、計数管理も。まさにリトルＣＥＯなのです。
スタッフが何年も創ってきた細やかな工夫やルールは今も進化する事をやめません。
外からは単なるスタンドマン。内からは取引先が襟を正すようなビジネスマン。
それに向かっています。あなたの知らないガソリンスタンドの世界を知ってもらいたいのです。
③について
せっかく時間と知恵と身体を使うのだから、その時間をしっかり活用しないとお客様に失礼！！単に簡単な「作業」をやってもらい、お菓子なんか出してたっぷり休憩なんてできません！
大人として、社会人としての考え方や判断基準、益田石油㈱の価値観や方針。
それを企業と生徒さんの二者だけでは意味が薄い！！
やはり生徒さんと企業と教師の三者がお互いに学ぶべきだと考えます。
以前、とある学校の先生と呼ばれる教師を生徒さんの目の前で叱った事があります。
来店され給油を始めたら、そのお客様、カメラを持って車を降りて、いきなり生徒さんを撮り始めました。もちろん教師だとすぐにわかりましたが、あたしも意地悪なので「ちょっと！お宅はだれですか？」と声を掛けました。
叱られて当然です。
「あなたは子どもたちに『挨拶しなさい』って言ってますよね。先生と呼ばれてるあなたは今、何の挨拶も無く、そして断りも無く、商業施設で撮影を始めましたよね。あなたは人として社会人として何を学んできたのですか？それでよく子どもたちに偉そうな事を言い続けてますね！！先生って呼ばれてるんですよね！！」っと。
今はそういう事はほぼ無くなりました。というよりそういう人の居る学校からは来なくなりました。
そういう事があって、来なくなった教師と、いまだに繋がっている教師がいます。
私流に言うと
「本物のプライドは絶対に傷付かない、なぜなら本物のプライドとは謙虚と向上と責任を持ってるから」
傷付くのはプライドではなく「見栄」だから傷付いて腹を立てるのです。
長文で申し訳ありません。
命あるすべてのものに平等に与えられた時間。
どうせなら、想いを込めた時間にしたいものです。
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