2021年6月25日
燃料油脂新聞
2021年6月25日現在の島根県の益田市と他市の現状は、
益田市 地場フルサービスSSレギュラーガソリン:151~152円/ℓ
JAセルフSS レギュラーガソリン:149円/ℓ
但しレシートバーコードで146円/ℓ
大手広域SS レギュラーガソリン:149円/ℓ
但し会員は147円/ℓ
浜田市 フルサービスSS レギュラーガソリン:159~162円/ℓ
セルフSS レギュラーガソリン:158円/ℓ
但し会員は156円/ℓ
大手広域SS レギュラーガソリン:158円/ℓ
但し会員は156円/ℓ
江津市・大田市
セルフSS レギュラーガソリン:160円/ℓが主流
益田市の要因
①地域市場には「プライスリーダー」と呼ばれる「安売店」があります。そこと価格があまりに離れていると採算ぎりぎりにもかかわらず「暴利か!」と思われ、お客様が減っていくのがとても怖いです。
②そのプライスリーダーが何を判断基準にして価格を決めているかがポイントです。
ちなみに益田市の場合は2ヵ所のJAセルフSSが上からの指示(現場の判断ではない)で山口県の価格に合わせています。そのため、隣の浜田市と場合によっては10円もの差が生まれます。
例えば益田市の人が山口県萩市が10円安いから萩市に行って給油する。事がどれくらいあるのだでしょうか?浜田市のJAセルフSSは158円/ℓです。
ちなみに島根県内のガソリン仕入れ価格は地域によって大きな差はありません。
地場のSSは灯油ポリ缶1つから配達します。携行缶に草刈機用のガソリンを入れます。
トラブルがあれば駆けつけます。雇用を生むと同時に人材育成の義務を果たしています。
非常時のエネルギーの最後の砦として責任を全うする覚悟があります。
今もまさにエッセンシャルワーカーです。
お客様にとっては出来るだけ安い方がいいです。私も買う時は安くて良いものがいいです。
隣より2円高い。月100ℓ使うとして200円、50ℓなら100円。
100円×12ヵ月で1,200円の差です。
コンビニの0.5ℓの水にはいくら払ってますか?1ℓだといくらですか?
お買い物は気に入ったところやブランドでします。
わざわざ高いものを買う必要はありません。
ただ、益田市は決して高くありません。
新聞記事で「島根県の平均155.3円/ℓ」ってどこの世界の話?
それが益田市地場業者の心境です。
原油はずっと上がり続けています、きっと来週も。
なぜお酒は「安く売るな!」と法律で守られ、
生きるためのエネルギーはそうならないのでしょうか?
再投資できる適切な価格にしたいだけなのに・・・。
失礼いたしました。